火葬前にできること──大切なペットと過ごす最後の時間

愛するペットとのお別れは、想像以上に深い悲しみを伴います。
だけど、その最期の時間を大切に過ごすことで、心に温かい記憶として残すことができます。
今回は「火葬前にできること」をご紹介します。
きっと、あなたとペットの絆をより深く感じられる時間になるはずです。


1. やさしいエンゼルケアをしてあげる

亡くなったあとも、ペットはかけがえのない家族です。
体を清めて毛並みを整える「エンゼルケア」は、感謝と愛を込めたお別れの儀式。
・毛をブラッシングする
・目や口元を清潔に拭く
・お洋服やお気に入りのタオルをかけてあげる
小さなことかもしれませんが、「うちの子らしく」旅立たせる大切なプロセスです。


2. 写真や思い出の品をそばに置く

一緒に写った写真や、よく遊んだおもちゃ、大好きだったおやつなど、思い出の品をそっとそばに置いてあげましょう。
火葬前にそれを手に取りながら、これまでの楽しかった日々を振り返る時間は、飼い主さんの心を癒してくれます。


3. 手紙を書く・声をかける

「ありがとう」や「大好きだよ」──
言い足りなかった気持ちを、手紙に書いたり、直接声をかけて伝えることもできます。
亡くなっていても、あなたの声や想いはきっと届いています。
涙がこぼれても大丈夫。たくさん泣いて、たくさん愛を伝えてください。


4. 家族みんなで見送る準備をする

できれば、家族全員で最後の時間を共有できるよう調整してみてください。
子どもたちにとっても、命と向き合う貴重な時間となります。
写真を撮る、お花を添えるなど、みんなでペットの旅立ちを見送る準備をしてみましょう。


5. 火葬・葬儀について確認しておく

火葬の手配や、必要なもの(棺、お花、持ち込み可のおやつなど)は事前に確認を。
慌ただしい中でも、事前に少し調べておくだけで落ち着いて行動できます。
「うちの子にふさわしい見送り方」を考えるきっかけにもなります。


最後に──お別れは愛の延長線

火葬前にできることは、どれも「ありがとう」を伝えるための時間です。
その子と過ごした日々の分だけ、やってあげたいことがあると思います。
焦らず、自分たちのペースで構いません。
最期まで愛を注ぐことが、なによりの供養になります。


もし、エンゼルケアのご相談等ございましたらお気軽にご相談ください。
「やさしいお別れ」を、お手伝いいたします。