ニャンコちゃんねぇ・・・
こんにちは!エンジェルトリミングsoraのタロたんです!
この前『花咲かじいさん』のお話をした時にふと思ったんですけど、昔話やおとぎ話でネコちゃんが登場する話って少ないと感じた事ありませんか?
ネコちゃんが出てくる話といえば・・・
🐾吾輩は猫である🐾
『吾輩は猫である、名前はまだない』と始まる夏目漱石の有名な物語の冒頭です。この物語でネコちゃんは語り手と言えますが、このネコちゃんは溺れて死んでしまい、物語にはさほど大きく関わっていません。ナレーションでありながら、あくまでちょい役です。
🐾干支決めの昔話🐾
干支を決めるための競争の日取りをネズミに教えない、または一日ずらして教える意地悪がネコちゃんの役割です。結果として、ネコちゃんは干支に入れず悲しい思いをするという悪役です。逆にネズミがネコちゃんに競争の日を教えなかったという説もあります。
🐾長靴をはいた猫🐾
擬人化されたネコちゃんが、飼い主を出世させるためにその頭脳を使い活躍するお話です。ネコちゃんが登場するお話には珍しく、ネコちゃんが正義の味方、主役格です!
日本のおとぎ話に出てくるワンちゃんの役割は、主にお供です。またワンちゃん自身が鬼や悪者を退治する役目もあり、ヒーローやヒーローを助ける正義の味方であることが多いようです。
ネコちゃんは出番自体がとても少なく、有名なのは上にあげた干支のお話くらいしかありません。ネコちゃんが出てきても、悪役的なものがほとんどなんです。
海外の物語でワンちゃんは、フランダースの犬や、アルプスの少女のように主役である飼い主に寄り添う役割が多いようで、ネコちゃんは海外では人の言葉を話したり、人のように振る舞ったりする物が多い傾向にあります。
ワンちゃんが人に寄り添う無二の友人として、また仲間として描かれるのに対し、ネコちゃんは登場する物語でも扱い辛いような印象を受けます。これはネコちゃんが決まった行動を取らない、自我の強い生き物であるからだと思います。
ワンちゃんならば寄り添って旅をするだけのシーンでも、それがネコちゃんならばいつどこで、フラッとどこに行くか解らないという心配を読者にさせてしまいますよね。(笑)
次は『犬の年齢は人間だと何歳?』について、お話ししますね。