避難所でもワンちゃんが落ち着いていられるようにしつけをしましょう!

避難生活では普段と違った特殊な環境で過ごすことになります。慣れていない環境下では、ワンちゃんがストレスを感じ、体調を崩すことにもなりかねません。そんなストレスを少しでも軽減させるために、災害時に落ち着いて行動できて、避難先でも安心して過ごせるようにしつけをしておくことが必要です。

1・基本的な命令をマスター!

ワンちゃんを危険から守るためにも、「おいで」や「待て」などの基本的な命令を教えておくことは大切です。もし飼い主さんの指示に従えないと、災害時や緊急時にワンちゃんをうまく誘導することができず、危険にさらしてしまいます。
ワンちゃんがとっさのときにも飼い主さんの指示にこたえられるように、ふだんから練習しておきましょう。

2・飼い主さんと離れて過ごせるようにする!

避難所では、人とペットちゃんの生活区間は分けられる場合が多いです。ワンちゃんが飼い主さんから離れることに不安やストレスを感じると、吠えにつながりほかの人の迷惑になってしまうかもしれません。飼い主さんと離れても、落ち着いて眠ったり吠えずに待っていられたりするように、普段からからしつけておきましょう。
また、避難所ではケージやクレートなどで長時間過ごすことも予想されるので、日頃からトレーニングをして、安心できる場所にしてあげてください。

3・他の人やワンちゃんに慣れさせておく!

避難所には、多くの人が集まります。ボランティアスタッフやかかりつけではない獣医師、子供達など、飼い主さん以外の人がワンちゃんに接する機会も増えるでしょう。また、避難所ではほかのワンちゃんと近い距離で過ごすことになります。
トラブルを防ぎ、ストレスの少ない避難生活を送るためにも、普段から他の人やワンちゃんに慣れさせておきましょう。

4・どこでもトイレができるようにしておく!

避難所では、衛生面に配慮して、屋内外の一定の場所でワンちゃんのトイレをするように決められている場合があります。状況に応じて、屋内外のどちらでも排せつができるようにしておくと安心です。

次回は『避難時に持っていくものをセットしておきましょう!』について、お話ししますね。