「さよならのその日まで」最終~ペットとの最後の時間を大切に~
第4話:静かな夜に ― 見送るという愛
その夜、ココは静かに眠っていた。
呼吸のリズムが少しずつ弱まり、やがて穏やかな眠りに包まれたように見えた。
最期の時間――
ペットの看取りは、胸が張り裂けそうなほど切なく、
しかし同時に、深い愛情が満ちるひとときでもある。
飼い主は、ココの小さな身体をそっと抱きしめ、
これまでの日々、くれた幸せを一つひとつ思い返した。
別れは避けられない。
けれど、最期までそばに寄り添い、静かに見届けることは、
ココへの最大の愛情であり、ペットエンゼルケアの大切さでもある。
やがて迎えるペット火葬の日にも、
ココが残してくれた温もりは、私の中でずっと息づき続ける。
ココがくれた沢山の幸せは、悲しみを越えて、
これからもずっと心の中で優しく輝き続けていく。

